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執筆者の写真fabrik_view

葛西臨海公園から月とシンデレラ城を撮影【夜景情報】

更新日:2022年1月25日

2021年5月26日スーパームーンと皆既月食は残念ながら撮影出来ませんでした。悔しかったのでそれから27日、28日と月撮影を試みましたがいずれも撃沈。。5月29日にようやく天候改善の兆しが見えたのでかねてから撮影したかった「シンデレラ城と月」をトライしてきましたのでその備忘録を書かせて頂きます。


【撮影前に調べておくべき情報】


SCW 天気予報/観測情報


まずは天気予報をチェック。yahoo天気など天気予報アプリでおおよその天気がわかったら、こちらのSCWを使って細かい雲の動きをチェックしていきます。


■国立天文台 各地の暦


各地の暦がわかるサイトから撮影地の月の出入り時間と方角を調べます。


■ウェブ地図で等距圏・方位線を表示する


月の出る方位がわかったら、地図を撮影地に合わせ数値を入力。細かいシミュレーションを行います。


【NOTE】

今回の撮影はAPS-C機230mmで撮影したのでトリミングをして紹介しています。フルサイズであれば300mm以上、できれば400mmほどのレンズを使用するとクリアに被写体を撮影できると思います。



【撮影スポットでの体験】

初めて撮影するスポットでしたので葛西臨海公園駅に1時間半前には到着し、葛西臨海公園内で細かい場所の調整を行っていくわけですが....


夜の公園まじで怖いです


街灯の数少ないし、人通りも当然少ないし、遠くから爆音のバイク聞こえる割に公園内はやけに静まり返ってるし、久しぶりのナイトウォークということもあり結構メンタル擦り切れました。できれば2人以上で来ることをお勧めます。


事前にインターネットで調べて、撮影場所の検討をつけていたとは言え、目的の場所にたどり着くのに40分ほどかかってしまいました。やはり明るいうちの下見は必要ですね。明るい昼のうちに撮影する場所は決めておいた方が私のように現場で慌てずに機材のセットアップに集中できます。


えっさほいさで月の出の40分ほど前に撮影位置に着き、三脚とカメラをセットし準備万端です。



あー...めっちゃ浜風にあおられてカメラ揺れる



灯りにフナ虫が集まってくる



周りに誰もいなくて寂しい...



いろんな思いが廻りながらも1つだけ運が良かったことがあります。シンデレラ城のライトアップが続いていたことです。社会情勢もありこの時期は20時ごろには閉園するため、シンデレラ城の灯りが消える可能性を憂慮していたので、嬉しい誤算でした。シンデレラ城がライトアップしているかどうかはどうも情報が見つかりませんでした。


そうこう考えているうちにあっという間に月の出の時間に。チルト式モニター越しにシンデレラ城に照準を合わせます。この時間が一番ドキドキします。月(地球)の動きは速く、望遠で狙うシンデレラ城は小さく映りますので、月とコラボレーションで撮れるシャッターチャンスは15分ほどしかありません。




5分経過...






10分経過....





おかしい。。。。月が見えない。

まさか予定外の雲に隠れてしまったのか!?



いったん冷静になり、レンズを引いてみます。





( ゚д゚)







シミュレーション外しまくってるじゃん......


(終わった.。。。)


心の自分がそうささやきます。


しかし一瞬で頭は切り替わりもう一人の自分が鼓舞します。「いやまだだ!ダッシュで位置を変えればワンチャンあるぞ!」と。


そうです。こんな夜遅い葛西臨海公園まで来て何にも撮れ高がないなんて許されません。


そう思ってからは行動が速かった。10秒で荷物をまとめダッシュ。

最初はダッシュする方向を間違えてどんどん月とシンデレラ城が離れていく悲劇に見舞われましたが、なんとかリカバーし、無事に月とお城が重なる位置に到着。

しかし写ポジの間違いに気づいてからすでに4分が経過しています。月が高く昇ってしまっては意味がありません。


間に合うか....!!?



間に合った!!!気がする。


月はまだ低い位置にあるため、大気の影響を受けて赤く見えますね。これは赤色以外の青などの色素が大気の影響をうけて拡散してしまうため、赤く見えるそうです。


ここからは撮影するだけ!!


一部雲にかかっていますが、この具合が結構好みです。この高さになると月の色は見慣れた黄色になっていますね。


まるでドイツにでも来たような気分になりますね。いつかドイツのお城と一緒に撮影したいものです。


今回の教訓: 瞬発力大事


ではなくシミュレーションの精度を上げるように頑張ります。





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